2008年03月03日

高齢者に適した照明とは?

よく、高齢者は若年者に比べ2〜3倍の明るさが必要だといわれますが、この明るさが適当なのは料理や読書などの場合で、居住空間のすべてをそうしてしまうと、逆に良くないようです。

高齢になると視力は衰えますが眼のレンズの濁りから光のちらつきやまぶしさには敏感になるそうです。場所や行動の種類、時間帯によって、必要な光の種類が変わってきます。

例えば、高齢者は視覚の順応機能が低下して、明るいリビングから暗い廊下や玄関に行くと暫く周りが見えなくなってしまうそうです。そのため場所により明るさに大きな変化がない、また階段や玄関などは段差があるので手元、足元をしっかりと照らしてくれる照明が必要です。

夜トイレに起きることも多くなります。夜の廊下は暗くては危険ですが、明るすぎると目が覚めてしまい寝付けなくなってしまいます。足元に明るさセンサー付きのフラットライトを2mくらいの間隔でつけると良いようです

高齢者にとっての照明は、ただ明るいというのではなく、より快適で安全に過ごすためのものです。主照明と副照明など複数の照明を組み合わせることで調節できるようにしておきましょう。

肌の老化
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2008年03月01日

高齢者の住まい:ライトセラピーについて

私達人間は、生まれたときから絶えず太陽の光と共に日々過ごしてきました。朝、太陽の光と共に活動をはじめ、夜、闇の訪れと共に眠りにつく。私達の体内にも自然とそのリズムが刻み込まれているのです。

しかし、最近では夜間でも明るい照明がついていたり、日中でも屋内で過ごすことが多く、自然の太陽の光よりも人口の光の下で生活することが多くなっています。

そんな生活をしていても、雨が続くと体調が良くなかったり、夕日を見ると気分が落ち着いたりすることがあると思います。

時代は変わっても私たちにとって太陽の光はやはり大切なものなのです。

そこで、光によって、精神的不調や乱れた体内リズムを整えようとはじめられたのがライトセラピーです。

”セラピー”というくらいですから、本格的な療法やエステなどに用いられたりもしますが、家庭の照明に少し気を使うだけでも効果はあります。

例えば朝、いきなり蛍光灯をつけるのではなく、やわらかな黄白色の光にする。夕方から夜にかけては低い位置に電球の光を当てる。それだけでも良い眠り、よい目覚めが迎えられるはずです。
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2008年02月25日

高齢者の住まい:白内障と色

我々は誰もが、加齢と共に様々な部分の機能が衰えて行きます。

視覚の低下に関して、高齢者の多くがかかると言われているのが「白内障」です。これは眼の水晶体が濁り、色の見え方が変わってくるものです。私の祖母も白内障でした。暗いところでも、明るいところでも文字が見えにくいと言っていたことを思い出します。

画像全体がベールがかかったようにぼやけ、黄色のフィルター越しのように見えます。またレンズの濁りは光を拡散させ、明るい光がよりまぶしく感じられるそうです。

そのためコントラストのはっきりしない同系色同士や暗めの色は区別がつきにくくなります。逆に高齢者にも見やすい配色は、黒地に白や黄色、白地に黒や青などコントラストのはっきりした表示です。

現在では、高齢者向けの施設などでは上記のような色でのはっきりとした表示に気を配られていますが、今後はそれ以外でも公共施設や多くの人が集まる場所など配慮が必要です。"
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2008年02月23日

高齢者のためのインテリア:キッチン

キッチンは長時間同じ姿勢で作業することも多く、火を使用する場所でもあるので、動線と照明、安全性に気を使う必要があります。

作業台と食卓を近くし、なるべく簡単に移動できるようにしましょう。また、照明は手元灯を加えましょう。

収納については、高い位置の収納場所は高齢者には不便です。140pを上限に使いやすい位置の収納場所を確保しましょう。

キッチンは火や水を使います。調理器具(コンロ)は電磁調理器具が比較的安全です。万が一のため、火災通報・警報装置を設置しましょう。また足元は水に濡れても滑りにくいよう工夫が必要です。
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2008年02月21日

高齢者のためのインテリア:浴室

高齢者にとっても浴室は身体を清潔にするだけではなく気持ちもリラックスさせることのできる空間です。しかし同時に転倒などの事故が起こりやすい危険な場所でもあります。
高齢者のいる住まいの浴室は、まず安全性と快適性を考慮しなければなりません。

浴室は介護が必要な場合なども考え、できるだけスペースにゆとりを持ちましょう。

また脱衣所と浴室の間の段差はできるだけなくし、床も滑りにくいものにしましょう。

浴室の床と浴槽のふちまでの高さは30〜50pが適当です。また浴槽への出入りの際が一番危険です。

手すりや腰掛があると楽に安全に行えます。浴槽は深すぎないものを選びましょう。

浴室は温度の影響を受けやすい場所でもあります。脱衣所と浴室の温度差はできるだけなくしましょう。また急に体調が悪くなることもよくあるので緊急ブザーの設置も大切です。
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2008年02月19日

高齢者のためのインテリア:トイレ

高齢者にとって、トイレはとても大切な住環境の一つです。できるだけ自分ひとりで利用できるような工夫が必要です。

まず必要な配慮として、寝室になるべく近い場所にあること。楽に移動でき、移動中の事故や寝室との温度差が小さいので安心です。寝室の隣りであれば理想的です。

手すりをきちんと設置しておく必要もあります。また、車椅子あるいは介護者引率での利用の可能性もあります。できるだけスペースにゆとりをとり、力の弱い高齢者が出入りしやすいよう、出入り口のドアはスライド式も選択できます。

照明のスイッチ、手洗い器などを低めに設置することも大切です。
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2008年02月18日

高齢者のためのインテリア:リビング

リビングは生活の中心となる空間です。高齢者だけではなく、他の家族も共に多くの時間を過ごします。

高齢者が生活する住まいのリビングで、まず大切なのは家具や段差にぶつかったりつまづいたりする危険を減らすことです。室内やテラスへの出入り口の段差をなくし、収納家具の奥行きをできるだけ揃えたり備え付けの収納家具にすることで対応できます。

また、できるだけスペースを広く取り、直線での動線を確保すること。家具の配置はシンプルにした方が良いでしょう。

次に照明ですが、やはり高齢者にはある程度の明るさは必要ですが、それよりもちらつき感のないインバータ蛍光灯にしたり、時間や用途に応じて変えられる複数の照明を設置したり、自然光を取り入れるなどの工夫が大切です。

高齢者は高低のある動きが難しくなります。椅子はある程度高さのあるものの方が良いと思います。
明るく、くつろげる空間をつくって、高齢者が家族と時間をより共有できるようにすることが何よりも大事です。
posted by 住宅ソムリエ at 22:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢者に適した住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月17日

高齢者の住まいとユニバーサルデザイン

高齢者や障害者のサポートについて、「ユニバーサルデザイン」という言葉がよく出てきます。

「ユニバーサルデザイン」とは、「最初から、誰にでもやさしい、商品や環境であるためのデザイン」のことです。これは障害を持ったアメリカの工業デザイナーの方が提唱した考え方です。これに基づき7つの原則が示されました。

今では文房具や日用品、自動販売機や公共トイレなど、様々な場面でユニバーサルデザインを目にします。最初はユニバーサルデザインであることを強く主張したものが多かったのですが、最近ではほとんど分からないくらいです。

本来、衣食住に係るものはそうあるべきだと私は思います。私達の住まいでも同じです。高齢者や子供、障害を持つ方などが一緒に生活しています。インテリアや設備についてももっとユニバーサルデザインを意識してよいのではないでしょうか。

スライド式のドアや手すり、ホームエレベータなどは一般的でデザインも多様化していますが、トイレや車椅子など、まだ機能面だけを重視した、暗めの配色や美しさに欠けるものも多くあります。みんなが一緒に、楽しく暮らすためにはデザインにももっと力を入れてほしいと思いますね。
posted by 住宅ソムリエ at 11:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢者に適した住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月16日

高齢者のためのインテリア:パイミオのサナトリウム

"ヘルシンキの郊外、パイミオというところに有名なサナトリウムがあります。「サナトリウム」とは、長期的な療養を必要とする人のための療養所のことです。ここをデザインしたのは有名な建築デザイナー、アルヴァ・アアルトという人ですが、ここのサナトリウムが有名なのは有名や建築家が設計したということだけではなく、そのデザインと機能性の調和、患者さんを思う温かな色調やデザインのせいではないでしょうか。

このサナリウムには病棟だけではなく食堂、保育所、職員住宅もあります。その全てが機能的に配置されているが、それぞれが自然光をふんだんに取り入れ、カラフルで、さらに窓や扉、階段の手すり、家具さえもこの施設のためにデザインされているのです。随所に工夫を取り入れ、かつ美しくデザインする。患者さんを機能と精神面で支えるデザイナーの温かさが現れています。

日本では、機能とデザインはどちらかを優先、という建物などをよく目にします。しかしここは、両方を融合させ、見事な空間を作り上げているのです。本来デザインは機能と両立すべきものだと思います。その両方があって初めて充実した楽しい生活が送れるのではないでしょうか。"
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2008年02月14日

高齢者のための寝室

高齢者、老人の寝室は、使用する高齢者の身体能力のレベルによっても変わってきますが、特にいま必要ではない場合でも、車椅子または介護による場合を想定しておく必要があります。

寝室とトイレはできるかぎり同じ階の、近い場所に配置しましょう。近くに配置できない場合は、将来簡易トイレを設置できるよう近くにスペースを確保しておいた方が良いでしょう。

また、寝室は高齢者が一人で過ごす時間が長い空間でもあります。機能性だけではなく、日照や通気性などの快適性も重視しなければなりません。また非常時には一人でも避難できるよう窓やドアを2方向に確保しましょう。

あとはできるだけ家族が過ごすリビングなどの近くに配置し、家族とのコミュニケーションを十分に取れるようにすることも大切なのではないでしょうか。"
posted by 住宅ソムリエ at 15:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 高齢者に適した住まい | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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